(20)実用書の食べ方(ISBN:4794964668)

実用書の食べ方

実用書の食べ方

実用書のそこはかとない怪しさに近寄ることのなかった筆者。実用書の体験エッセイを書くことになって、踏み入れたその世界にびっくり!
ということで、まじめに読み通しての素直な感想が書いてある。

  • 「言い方は悪いが、実用書は本とは別もの、と考えていたふしがある」
  • 売り場の本の膨大な量に圧倒される。関心の数だけ、バリエーションがある。
  • こんな本があったら読んでみたい、と挙げていってみたら「自分の欲望がどんどんストレートかつ具体的になっていくのが、よくわかった」

『お嬢様が教える男のマナー学』なんて本を読んでも、違和感(つっこみ!)→うなずけるところも出てくる、と言う過程が面白かった。

ビジネス書のタイトルや、言い切り具合はすごい。テンションも高い。あまりにすごくて、癖になる。たまにウロウロしてしまう。微妙に流行りもあって面白いと私も思っていたのですが…

実用書売り場の中でもビジネス書のコーナーは、独特の「気」を放っている。

ちゃんとひとことでまとめてくれてた。 


ベッドの中で死にたいの (文春文庫)

ベッドの中で死にたいの (文春文庫)

まぁさくっと読了。